研修が必要な災害支援ナース

災害支援ナースになるためには、災害支援ナースを要請するための研修に参加する必要があります。研修の内容は基礎編と実務辺に分かれており、それぞれを1日もしくは2日間で習得します。基礎編で学ぶ内容は、災害医療における基礎知識や、災害サイクルに適応した看護方法、そして災害支援活動で必要となる精神的なケアについてです。災害支援ナースの仕事は、災害発生時から長期的に行われます。災害サイクルによって、業務の内容が変わってくるので、どの時期に何をすればよいのかということをしっかりと把握しておくことが大切なのです。

次に実務編で学ぶ内容についてです。実務編では、災害支援ナースの役割や、実際に行う業務などを、より具体的に学びます。被災地では、病院などとは異なる環境で業務を行う必要があるので、現場で困らないように、事前に演習などを通して慣れておくことが大切なのです。

災害支援ナースの募集要件を満たし、上記の研修を修了すれば、晴れて災害支援ナースとして被災地に向かうことができるようになります。研修には基礎編、実務編それぞれに受講料が発生するので、費用の準備も忘れないようにしておきましょう。

災害支援ナースの仕事は、現場によっては想像以上の過酷を強いられる可能性があります。そのため、どんな現場に行っても対応できるように、きちんと研修で災害看護の技能を数得しておくことが求められるのです。日本は自然災害が多発しており、災害支援ナースの需要は高まっています。興味のある方は、是非強い志をもって災害支援ナースを目指してください。